歯周病と脳梗塞・心筋梗塞

2001年、ギネスブックに『世界で最も蔓延している病気は、歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。』と記載されました。日本においても、成人の8割が歯周病に罹っているのです。さらに、最近の研究で、歯周病は歯を失うだけでなく、様々な全身疾患を引き起こす原因になっていることも解明されてきました。例えば、循環器疾患(高血圧、脳梗塞、心筋梗塞など)、呼吸器疾患(肺炎)、糖尿病、妊婦の早産/低体重児出産などです。歯周病は、放置しておくと生死に関わる問題に発展する、非常に恐ろしい病気と言えます。

今回は、歯周病と脳梗塞・心筋梗塞との関係をイラストを用いて解説します。

歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの隙間に歯周病菌が溜まると、歯ぐきが炎症を引き起こし、出血しやすくなります。その歯周ポケットから血管内に常時細菌が侵入し、血液を介して歯周病菌(プラーク)が全身を駆け巡ります。

そのプラークが血管壁に付着すると、その部に炎症を引き起こします。

さらに血液内の悪玉コレステロール(LDL)が蓄積して、血管内壁が厚くなり、動脈硬化などを起こし、血圧も高くなります。

徐々に血管内壁が肥厚することで、血管内が狭くなり、血栓が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞等を発症しやすくなるのです。

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